建築 土木


建築工事標準仕様書・同解説
 JASS 5 鉄筋コンクリート工事
 2022年11月改定 A4・807頁 8800円
コンクリート標準示方書
 [設計編] 2017年制定 A4・679頁 8000円
 [施工編] 2017年制定 A4・384頁 5500円
 [維持管理編] 2013年制定 A4・299頁 4800円
 [ダムコンクリート編] 2013年制定 A4・85頁 3800円
 [規準編] 2013年制定 A4・1510頁 11000円
 [基本原則編] 2012年制定  A4・35頁 2800円
上へ1・強度 下へ
設計基準強度と構造体の計画供用期間の級によって決まる耐久設計基準強度の大きい方を品質基準強度とする。
耐久設計基準強度 計画供用期間の級
コンクリートの種類 短期 標準 長期 超長期
普通 18 24 30 36
軽量1種 18 24 30   
軽量2種 18 24    








環境 かぶり セメント 短期 標準 長期 超長期
塩害 50 N、混合A種 39      
混合B種、C種 36      
60 N、混合A種 36      
混合B種、C種 33      
準塩害 40 N、混合A種 33 39    
混合B種、C種 27 36    
50 N、混合A種 36 36  
混合B種、C種 33 33  
60 N、混合A種   33 39  
混合B種、C種   27 36  
凍結融解作用を受ける 下記以外 21 27    
BC,FC 24 27
エコセメントを使用 18 24    
再生骨材 H 1種 18 24 30  
2種 18 24 30  
M 1種 21 27
 
2種 21 27
 
住宅基礎(特記がない時) 18      
無筋(特記がない時) 18      
コンクリートのに要求される強度、コンクリートの劣化に対する抵抗性ならびに物質の透過(塩害と中性化)に対する抵抗性を考慮する。
上へ 2・水セメント比の最大値下へ
計画供用期間の級
セメントの種類
短期
標準
長期 超長期
N、H、M
65%
55%
L
60%
BA、FA、SA
65%

BB、FB、SB
60%
エコセメント
60%
55%

コンクリートの種類
普通(流動化ベース含む)
65%
高強度 50% 40%
軽量 Fc≦27
55%

Fc>27
50%
高流動(W/B)
50%(承認によって55%)
水密
50%
水中 地中壁
55%
場所打ち杭
60%
海水の作用を受ける 塩害環境 N(短期)・45% BB・50%
準塩害環境 N(短期)・55% BB・60%
遮蔽 一般
60%

重量コン
55%
再生骨材
60%

コンクリートの種類 条件等 最大水セメント比
一般のコンクリート(普通・軽量) 65%
軽量 水密性 55%
耐凍害性 普通コン-5%
水中 一般 50%
場所打ち杭、地下連続壁 55%
水中不分離性 環境 無筋 鉄筋
淡水中 65% 55%
海中 60% 50%
海洋 海上大気中 45%
飛沫帯及び干満帯 45%
海中 50%
水密性 55%
3・単位水量の最大値
コンクリートの種類 通常 承認時
普通、軽量 185
流動化 185
高強度 通常・超長期 175
骨材事情による 185
W/B=20%以下 160
高流動 175 185
鋼管充填 175 185
水中 200
コンクリートの種類 粗骨材の最大寸法 単位水量
普通 20o・25o 155〜175(推奨)
40o 145〜165(推奨)
高強度 175以下
4・単位セメント量の最小値
コンクリートの種類  最小セメント量
普通 270
軽量 Fc≦27 320
Fc>27 340
水中 地中連続壁 360
場所打ち杭 330
粗骨材の最大寸法(o) 望ましい より望ましい
20・25 270 300
40 250
コンクリートの種類 最小セメント量
膨張(収縮補償) 290(結合材)
吹付け 400
水中 一般 370
場所打ち杭、地下連続壁 350
トレミーによる打込み、鋼製ケーシング内への施工で配合条件、施工条件が明確で品質を保証できる場合は単位セメント量をある程度下げてもよい
海洋 粗骨材の最大寸法(o)
環境区分 20・25 40
海上大気中、飛沫帯及び干満帯 330 300
海中 300 280
5・スランプ
調合管理強度
コンクリートの種類 33未満 33以上
普通 18以下 21以下
軽量 21以下 -
流動化 普通 ベース 15以下 18以下
流動化 21以下 23以下
軽量 ベース 18以下
流動化 21以下
マスコン 高性能AE減水剤または流動化剤 15以下
18以下
水中 21以下 23以下
鋼管充填 スランプフロー 55〜65
高流動 スランプフロー 45以上65以下
プレストレスト(現場施工及び流動化) 18以下
遮蔽 15以下
設計基準強度
45未満 45〜60
高強度 スランプ 21以下 23以下
スランプフロー 50以下 60以下
スラブ部材における打込みの最小スランプの目安(cm)
締固め作業高さ(m) 0.5未満 0.5以上1.5以下 3以下
コンクリートの
打込み箇所間隔(m)
任意の箇所から投入可能 2〜3 3〜4
打込みの
最小スランプ(cm)
任意の箇所から投入可能 10 12
柱部材における打込みの最小スランプの目安(cm)
かぶり近傍の有効換算鋼材量
(kg/m3)
鋼材の
最小あき
(mm)
締固め作業高さ(m)
3未満 3以上5未満 5以上
700未満 50以上 5 7 12
50未満 7 9 15
700以上 50以上 7 9 15
50未満 9 12 15
はり部材における打込みの最小スランプの目安(cm)
鋼材の最小
水平あき(mm)
締固め作業高さ(m)
0.5未満 0.5以上1.5未満 1.5以上
150以上 5 6 8
100以上150未満 6 8 10
80以上100未満 8 10 12
60以上80未満 10 12 14
60未満 12 14 16
壁部材における打込みの最小スランプの目安(cm)
鋼材量
(kg/m3)
鋼材の
最小あき
(mm)
締固め作業高さ(m)
3未満 3以上5未満 5以上
200未満 100以上 8 10 15
100未満 10 12
200以上
350未満
100以上 10 12
100未満 12 12
350以上 - 15
PC部材における打込みの最小スランプの目安(cm)
平均鉄筋量(kg/m3) 設計基準強度の目安 スランプ
内ケーブルを主体としたPC上部工の主桁 120未満 36または40 7
120以上140未満 9
140以上170未満 12
170以上200未満 15
200以上 -
170未満 50 12
170以上200未満 15
200以上 -
T桁橋の横桁及び間詰床版 - 30 7
上記以外の間詰床版 - 30 5
高密度配筋部を含む部材 300以上 - 個別検討
施工条件に応じたスランプの低下の目安(cm)
圧送条件 スランプの低下量
水平換算
距離(m)
輸送管の接続条件 打込みの最小スランプ(cm)
12未満 12以上
50未満(バケット運搬を含む) - -
50以上
150未満
- - -
テーパ管4B以下 0.5〜1.0 0.5〜1.0
150以上
300未満
- 1.0〜1.5 1.0
テーパ管4B以下 1.5〜2.0 1.5
その他特殊条件下 既往の実績や試験圧送による
日平均気温が25℃を超えるときは、上記+1.0cm
連続した上方または下方の圧送距離が20m以上は、上記+1.0cm
特殊コンクリートの場合
コンクリートの種類 施工方法 スランプ
(cm)
水中 トレミー、ポンプ 13〜18
底開き箱、底開き袋 10〜15
場所打ち杭、地下連続壁
(特に高い流動性を要求)
18〜21
(フロー50〜70)
水中不分離性 流動性を小さく抑えたい フロー35〜40
単純な形状に打込む フロー40〜50
一般、標準的なRC構造物 フロー45〜55
複雑な形状、特別に良好な流動性を要求 フロー55〜60
流動化 流動化後18以下
18超は試し練り
高強度   18〜21
軽量 圧送する場合 18程度
6・空気量
粗骨材最大寸法(o)
コンクリートの種類 15 20・25 40
普通 - 5.5 5.0
軽量 5.0 - -
流動化 - 5.5 -
高流動 - 6.0 -
高強度 - 4.5 -
凍結の恐れ
コンクリートの種類 激しい なし
普通、軽量 4.5±1.5
高流動 特記
(特記がない時3.0以上4.5以下)
高強度 4.5%以下 3.0%以下
鋼管充填 特記
(特記がない時1.0以上4.5以下)
水中 4以上6以下
水密 4.5以下
コンクリートの種類 空気量(%)
普通 4〜7
軽量 普通コン+1
高強度 環境 設計基準強度  
耐凍害性が要求される場合 50〜60N/o2 4.0程度
80N/o2 3.5程度
100N/o2 3.0程度
水中不分離性 4以下
粗骨材最大寸法(o)
海洋 環境区分 部位 20・25 40
凍結融解作用を受ける恐れのある場合 海上大気中 5.0 4.5
飛沫帯及び干満帯 6.0 5.5
7・運搬時間
コンクリートの種類 外気温 練混ぜ開始から打込み終了まで
一般 25℃未満 120分
25℃以上 90分
高強度 120分
外気温 練混ぜてから打ち終わるまで
25℃未満 2時間
25℃以上 1.5時間
暑中 日平均気温が25℃を超える 1.5時間
8・打ち込み
打重ね時間間隔の限度
コールドジョイントが生じない範囲(監督者の承認)
外気温 許容打ち重ね時間間隔の標準
25℃以下 2.5時間
25℃を超える 2.0時間
外気温 流動化コンクリートの施工
25℃未満 流動化後30分以内(推奨)
25℃以上 流動化後20分以内(推奨)
9・湿潤養生
湿潤養生期間の標準
コンクリートの種類 セメント 計画供用期間の級
短期・標準 長期・超長期
普通 H 3日以上 5日以上
N 5日以上 7日以上
M,L,BB,FB 7日以上 10日以上
  [1]10N/o2以上 [1]15N/o2以上
住宅基礎   5日以上  
高強度 セメント 36<Fc≦40 40<Fc≦50 50<Fc≦60
N 5日以上 4日以上 3日以上
M 6日以上 4日以上 3日以上
L 7日以上 5日以上 4日以上
  [2]15N/o2以上
湿潤養生を打ち切ることができる圧縮強度
[1]・部材厚さが18p以上でセメントがH,N,Mの場合
[2]・部材厚さが18p以上の部材
湿潤養生期間の標準
日平均気温 N BB H
15℃以上 5日 7日 3日
10℃以上 7日 9日 4日
5℃以上 9日 12日 5日
10・凍結融解
相対動弾性係数
短期 特記(特記がないとき60%以上)
標準 特記(特記がないとき85%以上)
相対動弾性係数の最小限界値(%)
  気象条件 凍結融解がしばしば繰り返される 氷点下の気温となることがまれ
断面 薄い 一般 薄い 一般



1・連続してあるいはしばしば水で飽和 85 70 85 60
2・普通の露出状態で1に属さない 70 60 70 60